■ 目次
- ■1階に住むメリット・デメリット
- ー1階のデメリット
- ー1階のメリット
- ー2階以上のデメリット
- ー2階以上のメリット
- ■ 1階のデメリットは解消可能
- ■ まとめ
お部屋探しで1階の部屋を選ぶか、2階以上の部屋を選ぶかで悩まれている方も多いのではないでしょうか。
2階以上の部屋を探されている方が多いようですが、1階の部屋。2階の部屋。それぞれメリットとデメリットがあります。
せっかく契約しても「2階以上にしておけばよかった」「1階の部屋のほうがお得だったかも」といった後悔しないためには、1階ならではのメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
今回は、賃貸住宅の1階に住むメリットとデメリット。そして1階と2階以上のお部屋の違いなどを考えていきます。
■ 1階に住むメリット・デメリット
(1) 1階のデメリット
まずは、賃貸住宅の1階に住むデメリットを挙げてみます。
●防犯面に不安がある
●プライバシー面に不安がある
●虫が入ってきやすい
●日当たりが悪い
●湿気が多い
●カビやダニが発生する可能性がある
●冬場は寒い
●騒音が気になる
●部屋からの眺望がよくない
(2) 1階のメリット
デメリットが多いようにみえる賃貸の1階ですが、実はメリットとなる部分もたくさんあります。1階ならではの利点について、考えてみます。
●家賃が安い
●下の階に対して生活音を気にしなくて良い
●火災・地震など災害時に避難しやすい
●ゴミ・荷物などの運び出しがしやすい
●専用の庭が付いている場合がある
●夏は比較的涼しい
●足腰が悪い方も外出しやすい
メリットも多いです。では、次に賃貸住宅での2階以上に住むメリットとデメリットを考えてみます。
(3)2階以上のデメリット
2階以上に住むことには、以下のデメリットがあります。
●家賃が高くなる
●出入りが1階よりも大変
●下の階の人に生活音を考慮する必要がある
●引っ越し業者の費用が高くなる
(4) 2階以上のメリット
賃貸で2階以上に住むことには、以下のメリットが考えられます。
●防犯面で安心
●1階より眺望が良い
●日当たりがいい傾向がある
●風通しがいい
と、以上のようなところでしょうか。
■ 1階のデメリットは解消可能
例えば、セキュリティ設備が充実しているアパート・マンションなら防犯面の不安は解消できるはずです。
シャッター付きの窓。そしてテレビモニター付インターホン。テレビモニター付のインターホンなら訪問者の確認もできます。シャッター付きの窓といえば、ベランダに照明が設置してくれているアパート・マンションもあり、侵入者の予防にもなります。
その他には設置してあるアパート・マンションも少ないですが、オートロックを設置しているなら不審者が玄関まで侵入することを防げるので、防犯対策として非常に有効です。
また、宅配ボックス付のアパート・マンション物件も、防犯対策になります。配達員と直接顔を合わせないため、女性の一人暮らしの方などは安心です。
管理会社が巡回で見回ってくれているアパート・マンションも防犯性が高いのです。巡回でも管理会社など不定期に巡回することも不審者が侵入するハードルを高くできます。
さらに、24時間対応サービスがある物件もおススメです。24時間対応サービスは管理会社の営業終了後や定休日まで対応しているため、深夜のトラブルでも対応してもらるため、女性の一人暮らしや、小さな子どもがいる家庭などにおススメです。
プライバシー面に不安があるという方は、先ほど挙げた宅配ボックス・テレビモニター付インターホンの設置があれば十分プライバシーは確保できます。また、1階部分は建物と道路が近い場合、窓を開けると、通行している人と目が合うことも想定できますが、専用庭に目隠しフェンスの設置があれば十分確保可能であり、サンルームの設置されている部屋であれば、サンルームに洗濯物も干せますので問題はありません。
浴室乾燥機がある部屋は、防犯対策・日当たりの問題・カビ対策にもなります。洗濯物が多いファミリー層や、洗濯物をまとめて行う会社員の方などにオススメです。
騒音が気になる方には、やはり軽量鉄骨以上のアパート・マンションを選ばれることをおススメします。高い遮音性と気密性がありますので周囲の騒音が聞こえづらく、また気密性が高いと空調が効きやすいメリットもあります。
そして、害虫への対策としては、新築の物件を選ぶのもおすすめです。築年数が長いと、経年劣化でひび割れや傷が発生し、虫が入りやすくなってしまいます。新築もしくは、できるだけ築年数の浅い物件を選ぶのがオススメです。
■ まとめ
1階の部屋には、家賃の安さや出入りの楽さなど多くのメリットがあります。
下の階の住人を気にする必要がないうえに、物件によっては専用の庭でガーデニングを楽しんだりすることも可能です。
防犯面とプライバシーの不安や日当たりの悪さなど、1階ならではのデメリットがあるのも事実です。
1階の部屋にしろ、2階以上の部屋にしてもメリット・デメリットは必ずあります。デメリットを解消できるような部屋選びをおススメします。
工夫を凝らした1階のお部屋をご覧ください。
■記事の投稿者 飯島興産有限会社 飯島 誠
私は、予想を裏切るご提案(いい意味で)と、他者(他社)を圧倒するクオリティ(良質)を約束し、あなたにも私にもハッピー(幸せ)を約束し、サプライズ(驚き)のパイオニア(先駆者)を目指しています。
1965年神奈川県藤沢市生まれ。亜細亜大学経営学部卒業。(野球部)
東急リバブル株式会社に入社し、不動産売買仲介業務を経て、その後父の経営する飯島興産有限会社にて賃貸管理から相続対策まで不動産に関する資産管理、売買仲介、賃貸管理を行う。
コラムでは不動産関連の法改正、売買、賃貸、資産管理について、実務経験をもとにわかりやすく発信しています。
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