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11.42026

藤沢の不動産屋さんが教える!家と街の秘密大解剖〜高校生からプロまで学べる「建物と法律」のミステリー〜⑥

全30回連載

第6回:ウワサの「劣化対策等級」ってなに?家を3世代長持ちさせる秘密

こんにちは!藤沢の不動産屋さんです。

みんなは「おうちの寿命」って何年くらいだと思うかな?

「30年くらいで建て替えるんじゃない?」と思っている人が多いかもしれません。確かに、一昔前の日本の家は、30年も経つとあちこちが傷んで建て替えるのが一般的でした。

でも、今の時代は違います!なんと「100年(3世代)にわたって長持ちする家」を国が推奨していて、ハウスメーカーのカタログにも必ず載っている重要な物差しがあるんだ。

それが、今回お届けするおうちの耐久性のステータス、「劣化対策等級(れっかたいさくとゅうきゅう)」です。

これを知っておくと、ハウスメーカーがどれだけ「見えない部分」にお金をかけて真面目に家を作っているかが一発で見抜けるようになるよ!

劣化対策等級とは、国が定めた「住宅性能表示制度」という公的な通信簿の中の1つの項目です。建物に使われている木材が、どれだけ長持ちする対策をされているかを3つのレベルで評価します。

レベル1:建築基準法を満たすレベル(耐久性:約25年〜30年)

家を建てるための最低限のルールをクリアしている状態です。普通に暮らせますが、3世代引き継ぐには大規模な修繕が必要になります。

レベル2:2世代(約50年〜60年)長持ちするレベル

子供の代までしっかり住み続けられる対策がされている家です。

レベル3:3世代(約75年〜90年)長持ちするレベル【最高ランク!】

孫の代まで、構造の木材を取り替えることなく住み続けられる、耐久性を持つ家です。

今の日本の大手のハウスメーカーや、質の高い工務店が建てるおうちは、この「最高ランクの等級3」を標準仕様にしているところがほとんどなんだ。

「木造の家を90年も持たせるなんて、一体どんな魔法を使っているの?」と思いますよね。

実は、第1回から紹介してきた建築知識の集大成のような工夫が、壁の裏で行われているんだ。

大工さんが家を長持ちさせるために行う、主に3つの戦い方を紹介します。

1.湿気を絶対に溜めない「通気工法」

木を腐らせる最大の原因は「湿気」です。等級3の家では、壁の内部にわざと空気の通り道(隙間)を作り、床下から天井裏へと常に風が抜けるように設計されています。木に24時間、気持ちよく深呼吸をさせているんだね。

2.シロアリを寄せ付けない「防腐・防蟻(ぼうぎ)処理」
地面から1メートルの高さまでにある全ての柱や土台に、虫が嫌う特殊な薬剤をしっかりと染み込ませます。第1回で紹介した「ヒノキ」のように、もともと虫に強い木を使うのも強力な対策になります。

3.点検しやすくする「床下とお部屋の点検口」
どんなに強い家でも、定期的なチェックは必須です。床下や天井裏に、人が潜り込んでいつでも検査ができるように「点検口」があらかじめ綺麗に作られています。

    これからマイホームを建てよう、あるいは中古住宅を買おうと探している一般のユーザーさんでも、この言葉を知っていればハウスメーカーの営業マンと対等に渡り合えます。

    商談のときに、こう一言質問してみてください。

    「こちらの建物の『劣化対策等級』は、最高ランクの3が取れていますか?」

    この質問をされた営業マンは、「うわっ、このお客様は家の構造の耐久性までちゃんと勉強されているプロだな!」と絶対に感動します。

    家は、一世代だけで使い捨てるものではなく、家族の想いや資産を次の世代へと繋ぐ「家族のバトン」です。

    だからこそ、見えない壁の裏側の強さにこだわっている会社を、しっかり見極めていこうね!

    それじゃあ、また次回水曜日の20時にお会いしましょう。

    次は、今回も少し登場した木造住宅の最大の天敵「結露」と「シロアリ」のミステリーを大解剖するよ!お楽しみに!


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    ■記事の投稿者 飯島興産有限会社 飯島 誠

    私は、予想を裏切るご提案(いい意味で)と、他者(他社)を圧倒するクオリティ(良質)を約束し、あなたにも私にもハッピー(幸せ)を約束し、サプライズ(驚き)のパイオニア(先駆者)を目指しています。

    1965年神奈川県藤沢市生まれ。亜細亜大学経営学部卒業。(野球部)
    東急リバブル株式会社に入社し、不動産売買仲介業務を経て、その後父の経営する飯島興産有限会社にて賃貸管理から相続対策まで不動産に関する資産管理、売買仲介、賃貸管理を行う。
    コラムでは不動産関連の法改正、売買、賃貸、資産管理について、実務経験をもとにわかりやすく発信しています。

    ●資産管理(相続・信託・後見制度)につきましては、こちらをご参照ください。

    ●ご売却をご検討の方は、こちらをご参照ください。

    ●賃貸をご検討の方は、こちらをご参照ください。

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