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12.222025

【司法書士コラム】年末に準備する相続手続きのポイント

執筆者プロフィール 司法書士 木村 光太朗

お客様が慣れない法的手続きに直面した時、「何から手を付けたらいいのかわからない」、「誰に相談したらいいのかもわからない」といったことはあると思います。
そのような時は、木村光太朗司法書士事務所へご相談ください。
問題が解決し、「依頼して本当に良かった」と言われる事務所づくりを目指しています

木村司法書士を詳しくお知りになりたい方へ

目次

  • ■ はじめに
  • ■ 遺言書の有無を確認する
  • ■ 相続人を把握する
  • ■ 相続財産をリストアップする
  • ■ 遺産分割の話し合い準備
  • ■ 必要書類の準備を進める

■ はじめに


年末は家族が集まる機会も増え、相続について話し合う良いタイミングです。

今回は、相続手続きで最初に確認すべきことや準備すべきことを整理しました。

早めにチェックしておくことで、万が一の際に慌てずに済みます。

■ 遺言書の有無を確認する


相続が発生したとき、まず確認すべきは 遺言書 の有無です。

遺言書があれば、その内容が優先されます。

年末のうちに家族間で「遺言があるかどうか」を共有しておきましょう。

・公正証書遺言なら、法務局や公証役場の「遺言検索システム」などで確認できます。

・自筆証書遺言の場合は、自宅や金庫、銀行の貸金庫などにないかを探しておきましょう。見つかった場合は、封を開けずに家庭裁判所で検認手続きを行います。

相続人を把握する


遺言がない場合は民法の規定に従って相続人を確定する必要があります。

法定相続人は配偶者や子、親、兄弟姉妹など、順位が決まっているため、戸籍の調査が必要です。


年末のうちに、家族構成を整理し、誰が相続人となるのかを家族で確認しておくと、相続開始後の手続きがスムーズです。

■ 相続財産をリストアップする


相続財産には預貯金や不動産だけでなく、株式や車、さらに借金などの負債も含まれます。

プラスもマイナスもすべてリストアップしておくことが重要です。

特に以下の項目はチェックしておきましょう。

・銀行口座、株式や投資信託などの証券

・不動産の所在地や名義

・生命保険や年金の加入状況

・借入金、ローン、滞納している税金など

被相続人が所有していた不動産がある場合、相続後には登記手続きや相続税の申告が必要です。

新たな法律で相続登記の義務化が進んでおり、相続を知ってから3年以内に名義変更をしないと過料が科されることもあります。

遺産分割の話し合い準備


遺言書がない場合、相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。

・年末年始に家族が集まったタイミングで、資産の概略や将来の分け方について意見交換しておくと、後々のトラブル防止につながります。

・誰が実家を引き継ぐか、預貯金はどのように分けるかなど、話し合いのポイントを整理しておきましょう。

■ 必要書類の準備を進める


相続開始後に慌てないためにも、必要書類を事前に確認しておきましょう。

・被相続人の戸籍謄本や住民票の除票

・相続人全員の戸籍謄本・住民票

・不動産の登記事項証明書など

年末の落ち着いた時期に公的書類を集めておくと、いざというときに手続きが円滑になります。


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