
目次
- ■ はじめに
- ■ 焦らす原因とは
- ■ 相続手続きが大変と言われる理由
- ■ 焦らないためには
- ■ まとめ
■ はじめに
相続を考えた場合、相続手続きはとにかく大変、と言うのが皆様がお持ちの感想かと思われます。
しかし、「相続手続きはとにかく大変」いう言葉をよく耳にするけど、具体的に何がそんなに問題なのでしょうか。
これは、相続に直面することが少なく、何をどうすれば良いのか、わからずに焦ってしまうことが一番の原因です。
相続コンサルティングの依頼を受けた場合、最初に受ける感想は、「相続」の手続き理解しないうちに、他人の相続の苦労した経験を聞いているため、焦ってしまうようです。
そこで、今回は、「相続」の手順を知り、相続が発生した場合、焦らず対応ができるようお伝えさせていただきます。
■ 焦らす原因とは
まず、相続が発生した場合の相続人は、「相続手続きはとにかく大変」という概念から不安になられます。
「相続手続きはとにかく大変」と言われるのは、主な原因として
①手続きが多い
②専門的な知識が必要
③相続税の計算が複雑
④10ヶ月と言う期限が定められている
ということが挙げられます。
これらをもっと簡潔化すると、
不安の要素とは
①手続きがわかない
②相続税がいくらかかるのかわからない
③スケジュールがわからない
という3点が挙げられます。
要するに、この大まかな3点の不安要素が早めにわかれば落ち着いて処理ができるということです。
■ 相続手続きが大変と言われる理由
1.手続きが多い
相続が発生した場合、まず次の3点を調べることが必要です。
①遺言書の有無
②相続人を特定する為に被相続人の除籍謄本や相続人全員の戸籍を収集
③相続財産を調べるために市区町村の役場や公共機関、金融機関などに調査や依頼を行う必要があります。
相続人が調査することは可能ですが、専門家に依頼をした方が書類の不備など発生せず安心です。
2.専門的な知識が必要
相続の手続きでは、相続税やその他の専門的な知識が必要となります。
知識の有無で相続税額が変わる可能性がるため、専門家への依頼が必要です。
3.相続税の計算が複雑
相続税を申告する場合、申告ができるのは相続人か税理士となります。
相続税額を細かく計算するには、単純に「遺産額×税率」では算出できません。そのため、相続に詳しい税理士への依頼が必要となります。
4.期限と時間が限られている
相続税の申告と納税は、被相続人がなくなったことを知った日を「相続の開始」とし、その翌日から10ヵ月以内には必ず完了しなければなりません。
相続に詳しい専門家に依頼を行い、各仕業(税理士など)と調整しながら手続きを進めることが必要です。
■ 焦らないためには
相続が発生した場合のおおまかな流れは、
①相続人を確定する(住民用の除籍、戸籍謄本等など亡くなられた方の出生(実際には7歳)から死亡までのもの)
②亡くなられた方の財産を調べる(土地・建物などの不動産、預貯金、株・債権、借入金)
③相続税の概算金額を調べる
④相続税額(遺産分割前)を調べる
⑤遺産分割協議を行う
⑥相続税の納付を検討する(不動産の売却など)
⑦遺産分割協議書を作成する
⑧亡くなられた方の財産の名義を変える
⑨相続税を収める
⑩相続における細かな鉄好き処理を行う
と以上10項目程となります。
資産コンサルティングを依頼されている方は、生前に相続人の確定から処分する不動産。相続人にどのように分けるかなどすべて決めていますが、相続対策等を依頼されていない方は、10項目は手続きが必要となります。
そこで、相続が発生した場合、相続の専門家に依頼をし、スケジュール化してもうことが重要となり、手続きの流れの説明とともに早めに相続税の概算を算出してもらうことにより、不安はかなり解消されるはずです。
【相続スケジュール参考】
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■ まとめ
相続が発生した場合の相続人は、「相続手続きはとにかく大変」という概念から不安になります。
しかし、この不安とは
①手続きがわかない
②相続税がいくらかかるのかわからない
③スケジュールがわからない
という3点が挙げられます。
要するに、この大まかな3点の不安要素が早めにわかれば落ち着いて処理ができるということです。
相続に強い専門家に依頼を行い、
①相続の流れの説明を受ける
②相続に必要な書類はどのようの取得るのかを決める(相続人か専門家か)
③相続のスケジュールを作成してもらう
④相続税の概算税額を試算してもらう
ここまで依頼から1ヶ月から1ヶ月半ほどの時間となります。ここまで処理できていれば、49日後に依頼をした場合でも約3ヶ月です。
申告まで7カ月ありますので焦らず相続することが可能となるはずです。
■記事の投稿者 飯島興産有限会社 飯島 誠

私は、予想を裏切るご提案(いい意味で)と、他者(他社)を圧倒するクオリティ(良質)を約束し、あなたにも私にもハッピー(幸せ)を約束し、サプライズ(驚き)のパイオニア(先駆者)を目指しています。
1965年神奈川県藤沢市生まれ。亜細亜大学経営学部卒業。(野球部)
東急リバブル株式会社に入社し、不動産売買仲介業務を経て、その後父の経営する飯島興産有限会社にて賃貸管理から相続対策まで不動産に関する資産管理、売買仲介、賃貸管理を行う。
コラムでは不動産関連の法改正、売買、賃貸、資産管理について、実務経験をもとにわかりやすく発信しています。

●資産管理(相続・信託・後見制度)につきましては、こちらをご参照ください。
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