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10.212026

藤沢の不動産屋さんが教える!家と街の秘密大解剖〜高校生からプロまで学べる「建物と法律」のミステリー〜④

全30回連載

第4回:木造・鉄骨・RC造って何が違う?おうちの「骨組み」3大ヒーロー

こんにちは!藤沢の不動産屋さんです。

みんなは街を歩いているとき、工事現場で新しい建物が作られているのを見たことはあるかな?

ある場所では綺麗な木が組み立てられ、またある場所では頑丈な鉄の柱が立ち並び、さらに大きなビルではコンクリートが流し込まれている……。

実は、建物の「骨組み(構造)」には大きく分けて3つの種類があります。それが「木造(W造)」「鉄骨造(S造)」「鉄筋コンクリート造(RC造)」です。

ハウスメーカーのパンフレットを開くと必ず最初に「当社は〇〇造です!」と書かれているこの3つの構造。一体何が違って、どれが一番強いのか?それぞれの強みと弱みの秘密を大解剖しちゃいます!

まずは、日本の住宅の約7割を占める大定番、「木造」です。英語のWood(木)の頭文字をとって、図面などでは「W造」と書かれることもあります。

メリット: 建築コストを抑えやすく、お部屋のトーンが温かくなる。間取りの変更(リフォーム)がしやすい。

デメリット: 鉄やコンクリートに比べると、火災や音(遮音性)に対して少し弱い。

工法の豆知識: 「木って燃えるし、地震で折れそうで不安……」と思うかもしれないけれど、実は今の木造住宅はめちゃくちゃ進化しています。

第1回でお話しした「集成材」や、地震の揺れを逃がす特殊な金具を組み合わせることで、震度7クラスの地震にもびくともしない強い家が建てられます。

さらに、木は鉄に比べて「熱を伝えにくい」という性質があるため、夏涼しく冬暖かい家を作りやすい、日本の気候に一番マッチした構造なんだよ。

続いては、駅前のビルや大型のコンビニ、一部の大手ハウスメーカーが「強さ」を売りにして建てる「鉄骨造」です。英語のSteel(鋼鉄)から「S造」と呼ばれます。

メリット: 柱と柱の間を大きく広げられるので、大空間(広いリビングやガレージ)を作りやすい。

デメリット: 木造よりもコストが高くなる。鉄は熱を伝えやすいため、しっかり断熱しないと夏暑く冬寒くなりやすい(ヒートブリッジ現象)。

工法の豆知識: 鉄骨造には、アパートや一般住宅に使われる「軽量鉄骨」と、高層ビルなどに使われる「重量鉄骨」があります。

鉄の最大の武器は、折れずに「ググッと粘り強くしなる」こと。地震の大きなエネルギーを、鉄がしなることで吸収して建物を守ります。

ただし、鉄は火事に遭って500℃を超えると、飴細工のように一気にフニャッと強度が落ちてしまう弱点があるため、周りを火に強い素材で覆う工夫(耐火被覆)がされているんだ。

最後は、マンションや学校の校舎でおなじみの「鉄筋コンクリート造」。Reinforced Concrete(補強されたコンクリート)の略で「RC造」と呼ばれます。

メリット: 地震、火災、台風に対して圧倒的に強い。隣の部屋の音がほとんど聞こえない(遮音性が最強)。

デメリット: 3つの中で建築コストがダントツで高い。建物がめちゃくちゃ重いので、地盤が強い場所(または地盤改良)が必要。

歴史と工法のロマン: RC造は、人間の発明の中でも最高レベルに天才的な組み合わせなんだ。

実は、コンクリートは「上から押しつぶされる力(圧縮)」には最強に強いけれど、「引っ張られる力(引張)」にはポキッと簡単に折れてしまう弱点がある。

逆に、鉄の棒(鉄筋)は「引っ張られる力」にはめちゃくちゃ強いけれど、「上から押される」とグニャッと曲がってしまう。

「じゃあ、この2つを合体させれば無敵じゃない?」と作られたのがRC造。お互いの弱点を完璧に補い合っているから、何十階建ての巨大マンションでもガッチリ支えられるんだね。

これでみんなは、おうちの「骨組み」の基本をマスターしました!どれが一番優れているかではなく、自分がどんな家を建てたいか(または買いたいか)によって、選ぶべき構造が変わるんだ。

コストを抑えて、日本の気候に合った居心地のいい家なら「木造」

柱のない大空間や、開放的な大開口の窓を作りたいなら「鉄骨造」

災害に絶対に負けないシェルターのような安心感と、静かさを求めるなら「RC造」

ハウスメーカーの営業マンに「うちは鉄骨だから強いですよ!」と言われても、「木造やRCと比べて、断熱性やコストのバランスはどうですか?」と切り返せたら、営業マンもビックリすること間違いなしだね。

それじゃあ、また次回水曜日の20時にお会いしましょう!

10月の「建物基礎編」をマスターした次回からは……いよいよ【第2部:おうちを守るルール『建築基準法』編】に突入!

「なぜ自分の土地なのに自由に家を建てちゃいけないの?」という法律のミステリーを解き明かすよ!お楽しみに!


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■記事の投稿者 飯島興産有限会社 飯島 誠

私は、予想を裏切るご提案(いい意味で)と、他者(他社)を圧倒するクオリティ(良質)を約束し、あなたにも私にもハッピー(幸せ)を約束し、サプライズ(驚き)のパイオニア(先駆者)を目指しています。

1965年神奈川県藤沢市生まれ。亜細亜大学経営学部卒業。(野球部)
東急リバブル株式会社に入社し、不動産売買仲介業務を経て、その後父の経営する飯島興産有限会社にて賃貸管理から相続対策まで不動産に関する資産管理、売買仲介、賃貸管理を行う。
コラムでは不動産関連の法改正、売買、賃貸、資産管理について、実務経験をもとにわかりやすく発信しています。

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