お問い合わせ・お見積りはこちらから

0466-82-5511

NEWS

12.12025

入居者に人気の設備 トレンドを読み取れ

■ 目次

  • ■ 入居者に人気の設備ランキング
  • ■ 絶対条件となる設備
  •   (単身者向け・ファミリー向け)
  • ■ 付加価値アップ設備
  •   (単身者向け・ファミリー向け)
  • ■ 今後需要が高まると考えられる設備
  • ■ 入居者様に敬遠される設備
  • ■ まとめ

■ 入居者に人気の設備ランキング


今年も全国賃貸新聞社が発表した全国の不動産会社を対象に「賃貸住宅における人気設備アンケート」を実施し、回答を得た「絶対条件となる設備」と「付加価値アップ設備」の各トップ10の結果から、最新の傾向が見えてきましたのでご紹介させていただきます。

絶対条件になる設備


単身者向け               

「絶対条件になる設備」の単身者部門は、3年連続で「エアコン」が今年も「単身者」向けにて1位となりました

2位には前回3位であった「室内洗濯機置場」、前回2位であった「TVモニター付きインターホン」が3位となっています。

この「室内洗濯機置場」と「TVモニター付きインターホン」は、ここ数年2位と3位を競っていることから、1位の「エアコン」と「室内洗濯機置場」、「TVモニター付きインターホン」は、無くてはならない設備となった感があります。

「単身者」向けの「絶対条件になる設備」の部門のTOP10において1位から6位までは変動がなく、「シングルレバー水栓」がランクインしました。

そのほか同じ顔ぶれであり、その他の順位変動は、7位と8位の「宅配ボックス」と「エントランスのオートロック」だけとなっています。

ここ数年TOP10の顔ぶれはほとんど変わりなく、入居者の「絶対条件」のニーズの固定化が鮮明になったことがうかがえます。

ファミリー

「絶対条件になる設備」のファミリー向け部門は、3年連続で「エアコン」が今年も「単身者」向け同様に1位となりました

また、2位と3位という順位の違いはあるものの「TVモニター付きインターホン」と「室内洗濯機置場」が入っております。

1位の「エアコン」と「TVモニター付きインターホン」、「室内洗濯機置場」は、単身者向けと同様に無くてはならない設備となった感があります。

その他の順位変動は、8位と9位の「エントランスのオートロック」と「システムキッチン」だけとなっています。

付加価値アップ設備


単身者向け  

「付加価値アップ設備」の単身者部門は、9年ぶりに「インターネット無料」が1位を譲りました。

「インターネット無料」を抜いて1位になったのは、「高速インターネット無料」です。

理由として、在宅ワークやゲームでの通信環境を確保するためにニーズが増加した模様です。

まここ数年ランクの上位に入っている「エントランスのオートロック」。防犯面を気にしている方が多いことが伺えます。

また、昨年6位でランクインした「ペット用設備」は、今年はランク外となり、一時的な人気であったのか、は次回以降の動向が気になるところである。

ファミリー   

「付加価値アップ設備」のファミリー部門は、単身者向け同様、9年ぶりに「インターネット無料」が1位を譲りました。

「インターネット無料」を抜いて1位になったのは、「エントランスのオートロック」です。

防犯面を気にしている方が多いことが伺えます。

そして、2位には「高速インターネット無料」が入り、在宅ワークやゲームでの通信環境を確保するためにニーズが増加した模様です。

また、単身者向けと同様、昨年7位でランクインした「ペット用設備」は、今年はランク外となり、一時的な人気であったのか、は次回以降の動向が気になるところである。

■ 今後需要が高まると考えられる設備


今回のアンケートで初の試みとして「今後需要が高まると考えられる設備」について調査が行われました。

アンケートの結果、1位には「宅配ボックス」、2位には「インターネット環境」が入り、付加価値アップ設備との関連性も垣間見えている。

■ 入居者様に敬遠される設備


番外編として、今回初の試みとして「今後需要が高まると考えられる設備」と併せて「入居者様に敬遠される設備」についても調査が行われています。

結果は、上記の通りとなります。以前から言われている築年数が古いアパートなどにみられる「和式トイレ」、「3点ユニット」、「バランス釜」がランクされています。また、1位の「和式トイレ」は、2位に大差をつけての1位となりました。

■ まとめ


これから繁忙期を向ける賃貸市場において人気設備を導入することは、所有されている物件の魅力を高め、空室対策に効果を発揮することは間違いないはずです。

しかし、「設備を導入しておけばいい」、と言うことではありません。

「設備を導入しておけばいい」と言うことは、単に流行を追うだけのことであり、その物件の特徴を生かしながら長期的な視点で設備を導入する必要が求められます。

ただし、設備の選定も大切ですが、建物のメンテナンスが適切に行われていなければ魅力ある物件となりません。

物件の資産価値を保持し向上させることも入居者の満足度を高めるためには大切なことであり、人気設備ランキングを参考にしつつ、物件の価値を引出すことが重要となります。

資料提供:全国賃貸住宅新聞社


■記事の投稿者 飯島興産有限会社 飯島 誠

私は、予想を裏切るご提案(いい意味で)と、他者(他社)を圧倒するクオリティ(良質)を約束し、あなたにも私にもハッピー(幸せ)を約束し、サプライズ(驚き)パイオニア(先駆者)を目指しています。

1965年神奈川県藤沢市生まれ。亜細亜大学経営学部部卒業。(野球部)
東急リバブル株式会社に入社し、不動産売買仲介業務を経て、その後父の経営する飯島興産有限会社にて賃貸管理から相続対策まで不動産に関する資産管理、売買仲介、賃貸管理を行う。
コラムでは不動産関連の法改正、売買、賃貸、資産管理について、実務経験をもとにわかりやすく発信しています。

●資産管理(相続・信託・後見制度)につきましては、こちらをご参照ください。

●ご売却をご検討の方は、こちらをご参照ください。

●賃貸をご検討の方は、こちらをご参照ください。

#賃貸 #繁忙期 #2026トレンド #人気設備 #単身者 #ファミリー